ノラ猫を拾ったらすること

近所を歩いていると道端や公園の中でくつろぐ猫の姿を見かけることがあります。
中には無責任な飼い主さんに遺棄された生まれて間もない子猫などがおり、そのままにしているとカラスなど他の肉食動物に食べられてしまうか、もしくは保健所に連れて行かれて殺処分ということになってしまいます。

なお環境省による調査では平成30年12月公表資料で全国の保健所に引き取られた猫の合計は62,137匹、殺処分を行った数は34,854匹とされています。
犬や猫の殺処分については現在多くの動物愛護団体が訴えをしているところであり、芸能人などが表に立って「殺処分ゼロ」を実現するためのチャリティー活動をしていたりします。

そうした実情を踏まえると、ノラ猫のうち自分が家で飼育できるものを引き取るということは環境活動としても推奨される行為と言えます。
しかし一方でペットショップなどで数万円~数十万円かけて個体を購入するのと違い、0円で手に入る猫ということでぞんざいに扱う飼い主さんも見られます。

ノラ猫を拾って来る時には、ただかわいいからというだけでなくその後にかかってくるコストを十分負担できるかということや、きちんと寿命をまっとうするまで飼育をしてあげる覚悟があるかということを確認してください。

それを踏まえた上でノラ猫を拾ったときに最初に行うことを紹介します。
まずノラ猫はどのくらいの年齢であるかにかかわらず最初に必ず動物病院で診断を受ける必要があります。
というのも自然で生育している猫はほぼ100%寄生虫に感染しており、他にも栄養状態が不良でないかや先天的な病気がないかということを調べなければいけないからです。

またノラ猫にしてはずいぶん人馴れしてるなと感じる猫の中には、実は野良ではなくもともとイエネコだったものが脱走して迷子になったという場合があります。
首輪がついていればわかりやすいのですが、そうでなくても特徴的な猫は念の為保健所や警察署で探している飼い主さんがいないか調べてもらうようにしましょう。

ノラ猫の飼い方、注意点

正式に時分が引き取ることを決めたら、室内の環境を整備していきます。
猫の飼育に必要なケージ、トイレ、エサ箱およびキャットフード、水飲み器、爪とぎといったものを一通り用意するのはノラ猫に限らずすべての猫飼育に必要な準備です。

それまで外を自由に歩き回っていたノラ猫にとって、いきなり狭い室内でケージに入れられるというのは急激な変化になるので最初の頃は脱走に注意が必要です。

始めのうちはあまり一匹だけで置き去りにせず、周囲に人や他の猫の気配がするようにして不安を感じさせないようにするということが重要です。