猫のマーキングは自分のテリトリーを示すために行うことが多い

猫は家の中であろうと外であろうと、マーキングをする習性があります。
というのも、猫はテリトリー意識の強い生き物で、自分の縄張りをしっかりと示して他の動物、特に同性の猫に入ってきてほしくないと思っているからです。
そのために、嗅いだり見たりしてはっきりと分かるような印を自分のテリトリーにつけていくのです。

こうしたテリトリー誇示のためにマーキングをすることが多いのですが、他の理由でもマーキングをすることがあります。
その一つに、トイレが汚かったり、気に入らなかったりすると、その他の場所でするようになるというものです。
また、ストレスが溜まっている時もマーキングすることがあり、飼い主に自分のことを見てほしいという表現を行います。

マーキングにはいくつかの種類がある

マーキングというと、たいてい足をちょっとあげてしっぽをブルブルさせながらスプレーするという行為を指しますが、他の方法でのマーキングもあります。
たとえば、爪とぎも一種のマーキングです。
爪がかゆかったり、短くしたかったりするという理由もありますが、相手から見えるところに自分の爪痕を残してテリトリーを示すという目的もあるのです。

また、臭いを付けるという意味では、人や物にすりすりするのもマーキングの一種とされます。
飼い主やお客さんの足元に来て、体を擦り付けてくるのは自分の臭いをそこにつけて、自分のものであることを示したいからなのです。
スプレーに比べるとほんの少しの臭いですが、十分なマーキング行為となります。

マーキングをやめさせるための対処法とは?

爪とぎや体のすりすりくらいであれば、まあしょうがないかと思えますが、さすがに室内でスプレーされてしまうと、かなりの臭いが残ってしまいます。
普通のおしっこよりも濃くて臭いが強いものですので、相当な臭いがあって家中にたまらない臭いが充満してしまうことになるでしょう。

そこでマーキング防止策として有効なのが、必ずマーキングをしたらすぐにそこを徹底的にきれいにして、漂白剤などを使って消臭することです。
猫は同じところに繰り返しマーキングする習性がありますので、消臭することでそれを防げます。

また、トイレをしっかりときれいにしてあげることや、広めにしてあげることも大事です。
トイレの環境が悪いと室内のいろいろなところでしてしまうことにつながりますので、少しでもトイレ環境を改善することでかなりマーキングが減ることもあります。

もう一つは、フェリウェイと呼ばれるフェロモン剤を使うのも効果的です。
このフェリウェイを使うと、70パーセントものマーキングが減ると言われていて、気軽に利用できる割に被害がかなり減るので使ってみる価値が十分にあります。