ワクチン接種

子猫はワクチンを接種しなければなりません。
これはどうしてもしなければならないというものではありませんが、猫の健康を願うのであればワクチンは接種しておいたほうが良いでしょう。
ワクチン接種の時期ですが、生後8週頃に一回目を行います。
それから生後12週くらいまでに二回目を接種し、それからは一年に一度の接種となります。
なぜ生後8週頃に行うかというと、母親からの免疫抗体が消える頃と言われているからです。
それから12週にもう一度行うのは、猫により母親からの免疫抗体が消える時期が異なるためです。
8週で消える猫もいれば、10週で消える猫もいます。
確実に免疫抗体を得るために、2回接種するのです。
しかしこのワクチンの効果は、永久的なものではありません。
だいたい1年くらいで効果が薄れてしまうと考えられています。
ですから1年に一度のワクチン接種で、免疫力を高めようということなのです。
動物病院へ行けば簡単に接種してもらえますので、獣医さんに相談してみてください。
ただし何らかの疾患がある猫や、10歳以上の高齢の猫の場合は獣医さんと相談してワクチン接種をしてくださいね。
ワクチンの種類ですが、猫ウイルス性鼻気管支炎・猫伝染性陽炎(猫汎白血球減少症)・猫カリシウイルス感染症の3種混合ワクチン、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症などがあります。
ワクチンで100%感染予防をできるわけではありませんが、感染しても症状を軽度にすることができます。
ネコウイルス性鼻気管支炎はいわゆる「ネコ風邪」といわれているものですが、体力がない子猫などが感染すると高熱が出たり肺炎を起こし衰弱し、死亡してしまうケースもあります。
また命を落とすまではいかなくても、慢性的な鼻炎になったり、結膜炎が悪化して眼球を摘出しなければならなくなったりする場合もあります。
ですから「ただの風邪」と軽視せず、ワクチン接種で予防してあげたいですね。

猫エイズワクチン

そのほか最近では、猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)のワクチンも開発されています。
日本では2008年から猫エイズワクチンが発売されています。
すでに陽性の猫のエイズウイルスを治療するものではなく、予防のワクチンとなります。
しかし副作用が報告されていることもあり、完全に安全なワクチンとは言いがたいようです。
アレルギー反応を起こしたり、下痢や発熱などの可能性があるといいます。
また肉腫が発生するという報告が目立つようです。
まだ発売されてから数年しか経っていませんし、必ずしもオススメのワクチンではないでしょう。
ワクチン接種の場合は、メリットとデメリットを考え、獣医さんと相談の上行った方が良いと思います。
猫エイズに感染する原因は、すでに感染している猫との交尾、ケンカなどになります。
完全室内飼いの猫でしたら、他の猫と接触する機会はないといえるでしょう。
ですから完全室内飼いの場合は、必要のないワクチンかもしれません。