貴族たちに愛された高貴な猫

ロシアンブルーは、ロシア帝国の時代からいる歴史のある猫で、その当時は貴族たちの間で愛された高貴な猫とされています。
質の高い毛足を持っていることや、上品なフォルムと顔立ちをしているために、宮廷でももてはやされたようです。

その後、ロシアの商船によってイギリスに渡り、ヨーロッパにもその魅力が知れ渡るようになりました。
その後、ヨーロッパのブリーダーたちによっていろいろな交配がなされ、種が確立していきました。
そうした経緯を経て、1900年代に血統種として認められるようになったのです。

その後、第二次世界大戦の影はこの猫にも及びました。
戦争の火のため、ロシアンブルーの数が激減してしまったのです。
その救済策として、他の種との繁殖が行われましたが、
血が混じりロシアンブルー本来の体のフォルムが失われしまうことになりました。
その後、元の姿に戻してあげようという試みがなされ、
すっきりとしたロシアンブルーオリジナルのフォルムが回復され、現在に至っているのです。

ロシアンスマイルが魅力の猫

ロシアンブルーのフォルムはとても特徴的です。
すっきりとしたボディーラインを持っていて、スマートかつ流線型を思わせるスタイルです。
そして、名前にもなっているように、何とも言えない美しい輝きを持つブルーの毛を持っています。
短めですが柔らかく、最高品質のじゅうたんにも例えられる、気持ちの良い触り心地を体感させてくれます。

また、宝石のようなエメラルドグリーンの瞳に、すっと筋の通った鼻、
口角が上がっていていつも微笑んでいるかのように見える口元など、高貴な顔立ちをしています。
特に、この口元はロシアンスマイルと呼ばれ、美しさを一層際立たせています。

おとなしく、賢い猫

ロシアンブルーの性格は、もの静かで一人でいることを好む傾向にあります。
他の猫に比べて警戒心が強いので、見知らぬ人にあまり近づかず、慣れるまで時間がかかることが多いでしょう。

鳴き声もそんなに大きくなく、とても静かな猫です。
また、猫自身も静かな環境を好み、自分のお気に入りの場所でじっと時間を過ごしている様子もよく見られます。
子どもが騒いだり、たくさんの来客があったりする所だと、ストレスを感じることもありますので、猫に合った環境を造ってあげることが肝心です。

飼い主にはとてもなつきますし従順ですので、扱いやすく飼いやすい猫であるとも言えるでしょう。
また、とても知能の高い猫ですので、躾がしやすく言ったことをすぐに覚えます。
いくつかの注意点を踏まえれば、とても飼いやすい猫ですし、
飼い主と猫の絆をしっかりと結べる種類ですので、猫を新たに飼う際にはチェックしてみると良いでしょう。