ミヌエット

犬の繁殖家が作り出した猫「ミヌエット」

ミヌエットは、従来は「ナポレオン」の名称が与えられていましたが、2015年になって名前を改められました。
歴史は新しく、最初に作出されたのは20世紀終わりのことです。
作出したのは猫ではなく短足犬を愛する犬の繁殖家でした。

この繁殖家は米国の新聞記事で、足の短い特色を持つ猫マンチカンが、足が長く生まれると捨てられて、動物保護センターで保護されている事実を知りショックを受けます。
そして、「人の要望に反した容姿で生まれたため捨てられる」ことは許されないと考え、短足猫の固定化にチャレンジしたのです。
まず、マンチカンとペルシャを交雑させたのち、ヒマラヤンなどのペルシャ系の長毛猫種との交配などの改良や研究が行われた結果、ミヌエットが誕生したのです。

ミヌエットは血統登録機関で予備登録は受けたものの、理想のミヌエットは作出できず、最初のブリーダーはミヌエット育種計画を断念します。
しかし、他のミヌエットの繁殖家が後を引き継ぎ、現在でも正式認定を目指して世界中で育種が進んでいます。

まだまだ固定した猫種と言い難い面があり、血統登録機関によってはミヌエットを猫種として認定していない団体も多いのが実情です。
そのため、キャットショーに展示される機会も少なく目にする機会が少ないことから、日本での認知度は低く希少種です。

ガッチリした体形だが小型のミヌエット

丸みを帯びた体型に短い手足でモコモコの毛並み、骨格はガッチリして、先端が丸くなった耳は小さく、首はふと短く、丸い頭です。
ペルシャのように豪華で豊かな被毛とマンチカンのかわいく短い脚を、贅沢にもうまく引き継いでいますね。
短足で毛がフワフワなこともあり、カラダ全体が丸みを帯びた印象を与えます。
毛の長さはロングとショートの2タイプがあり、毛色のバリエーションも多く、標準的な成猫の体重は2~4kg程度の、小型の猫です。

甘えん坊でマイペースなミヌエット

性格は、ペルシャの性質を引き継ぎ、甘えん坊で従順です。
また、マンチカンの性質も受け継ぎ、好奇心も旺盛です。
おもちゃで遊ぶだけでなく、他のペットにも興味を示し、元気一杯に遊びます。
ただ、少しマイペースなのでストレスを与えぬよう、必要以上に構うことのないよう、一定の距離感も大切にしましょう。

ミヌエットの上手な飼い方

ミヌエットは、体は小さいのですがとても筋肉質ですので、運動量が確保できるスペースを整えたり、普段からバランスのとれた質と量の食事管理に気を付けないとすぐに肥満になる傾向があります。
上り下りの運動はエネルギ―の消費も多く、この動きもうまく取り入れるようタワーを用意することは役に立ちます。
大柄な猫ではないためそれ程安定感のあるタワーにこだわる必要はありません。
日常の毛の手入れは、短毛であれば日に1度、長毛であれば日に2回程度が目安です。