シャルトリュー

フランスの宝といわれる「ブルー御三家」の一角

青っぽいシルバーの被毛で、ロシアンブルー、コラットと合わせて「ブルー御三家」と称される「フランスの宝」とされる由緒ある猫です。

名前の由来は仏と伊の国境にある地名で、基督教カトリックのシャルトリューズ修道院がある地です。
同修道院のある修道士が北アフリカ地方から持ち込み同修道院で飼っていた猫の子孫、あるいは、十字軍遠征の際ヨーロッパに連れてきた猫の子孫ともいわれます。
しかし、その歴史は定かではありません。

古くから愛されてきた猫ですが、20世紀の世界大戦の時代には食糧難やシャルトリューの豊かな被毛が毛皮として珍重されたことで、頭数が激減します。
戦後になって復活の動きが出るのですが、頭数が少なかったことから、他の猫種との異種交配で固定化が進み現在に至ります。

ガッチリした体形の微笑み猫

ガッチリと堂々とした体格で風格さえ感じさせます。
手足と首は短め、丸顔で、口元はまるでほほ笑んだようで「微笑み猫」のニックネームを付けられています。
標準的な成猫の体重は4~6kg程度で、やや大型です。

賢く大型のシャルトリューの性格や特徴

温厚で賢く、観察力がありよく人間を見ています。
甘えたがり屋でもありますが、むやみにベタベタすることはなく一定の距離を置いて接してくれます。

運動量が多く体型も大きいため、タワーは安定した土台のモノが必要です。
若年期を過ぎても遊びが大好きです。
各種のおもちゃを用意してあげると一人でも喜んで遊びます。
また、犬のように従順な猫で、芸の訓練にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
攻撃的ではないので、小さな子どもとも遊べ、多頭飼いも問題ありません。

短毛ですが密生した毛は、風通しが悪くなりやすく、週に数回は丁寧なブラッシングが必須です。
皮脂が多く、体臭が強くなりやすいので定期的なシャンプーが必要となります。
子猫時代からシャンプーに慣らしておかなければいけません。

かかりやすい疾病と予防法

シャルトリューは疾病に強く頑健な猫と言われますが、品種復活の過程でペルシャの血統が入ったため、その影響を受けて「のう胞腎」に気を付ける必要があります。
「のう胞腎」は腎臓に細かい袋が多数できて、袋の中に水が貯まり、腎臓が健全に働かなくなる疾患です。
疲れやすくなり、多尿の症状が始まり、やがて慢性腎不全に進行し、死に至る病で、現在有効な治療法は存在しません。
有効な予防法も無い厄介な疾病ですが、水分を多く摂取させ腎臓の負担を軽減し、尿を貯めない状態にすることが大事です。
様子が変わった際は早めに受診して投薬治療により進行を抑えることも重要です。

短毛なのですが密生した毛なので、高温多湿の日本の夏季には皮膚疾患にも留意が必要です。
コマメなブラッシングやシャンプーで表皮をきれいに保ちます。
毛が密生しており、夏は熱中症に弱く、一人の留守番をさせる際には、エアコンを利用し適切に温度管理をしなくてはいけません。