完全室内飼いのすすめ

猫の平均寿命

猫の寿命ですが、昔は10年も生きれば長生きといわれるくらいでした。
その平均寿命は5年〜8年ほどだったといいます。
しかし近年では、20年以上生きる猫も増えてきました。
それはキャットフードが普及して栄養がよくなったことと、
完全室内飼いが増えた飼育環境の変化に要因があるといいます。

猫にとって屋外は危険がたくさん

屋外には、猫にとっての危険がたくさん潜んでいます。
アメリカではケガや病気で動物病院にかかった猫の、
70%が室内飼いにしていれば防ぐことができたとわれているくらいなのです。
ですから猫を飼うのであれば、完全室内飼いをオススメします。
屋外での危険は、まずは現代の車社会があげられます。
外へ出ると、車がたくさん走っていますね。
猫は恐怖を感じると、体が動かなくなって逃げられなくなるという習性があります。
ですから車と出くわしてしまっても、その場からすばやく逃げることができないのです。
その結果事故にあってしまい大怪我をしたり、
悲しいことに命を落としてしまう確率が増えてしまうのです。

猫エイズ

屋外には野良猫がいる可能性があります。
自分のテリトリーに知らない猫が入ってきた場合、けんかになってしまいます。
特にオスですと、傷ができるくらいにやり合ってしまうことが多くなります。
ケガをするのももちろん怖いですが、病気に感染している野良猫に傷をつけられると、
その病気が感染してしまうという恐ろしさも持っています。
特に有名なものは猫免疫不全ウィルス感染症、いわゆる猫エイズと呼ばれているものですね。
この病気は流血をするようなけんかをしたり、交尾をしたりすると感染するといわれています。

ご近所トラブル

近所の人たちが、全て猫好きとは限りません。
残念ながら猫の虐待などの話題はよく耳にしますよね。
もしかしたら自分の家の猫が、このような被害にあってしまうかもしれないのです。
他人の家の庭でおしっこやうんちをしてしまえば、近所の人とトラブルになってしまうこともあるでしょう。

そう考えると、完全室内飼いにするメリットは大きいと思います。
「ウチの猫は元野良猫で、自由に外に出入りしていたから今から完全室内飼いなんて無理」
という猫ちゃんも中にはいるかもしれませんね。
しかしどんなに外へ出たがる猫でも、完全室内飼いにすることは可能です。
最初は外へ出たいとすきあらば逃げ出そうとすると思います。
そのようなときは窓を開けてあげたり(網戸などをして出られないようにしてくださいね)、
遊んであげるなど気をそらしてあげてみてください。
少しは猫ちゃんの気がまぎれると思います。
根気よく続けていれば、「もう外へは出られないのだ」と理解して、
家の中で過ごすようになることでしょう。

リードをつけて散歩

また犬のように、リードをつけて散歩をするという方法もあります。
これなら外出しても飼い主さんが一緒なので、
事故にあったりけんかをするという可能性は少なくなります。
完全室内飼いにすれば、外へ出たまま帰ってこない!と心配することもなくなりますよ。

ひよこのぬいぐるみと一緒の子猫

猫にかかる費用

無責任な飼い主にはならないで!

ひよこのぬいぐるみと一緒の子猫
猫が欲しいからといって、無責任に猫を飼ってしまう人がいます。
結局飼えなくなって、捨ててしまい野良猫にしてしまったりする
とんでもない飼い主がいるのは事実です。

そのような人は、猫を飼う資格がないのです。
猫は生き物ですから、養ってあげなければなりません。
食費もかかりますし、トイレの砂などの消耗品もかかります。
またケガや病気になったら、治療費だってかかるかもしれません。
猫を飼うならそのようなことを理解しておく必要があります。
ただカワイイから、という理由だけで猫を飼うことはやめましょう。

猫を飼った場合の費用

猫を飼うには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
まずは猫を飼い始めるときに、用意するものです。
トイレ、猫砂、爪とぎ、フードなどなどにかかる費用の目安は、5000円くらいでしょうか。
子猫を飼い始めた場合は、ワクチン接種をしなければなりません。
ワクチンは絶対しなければならないものではありませんが、
子猫は抵抗力が弱く風邪などを引きやすいので接種しておいたほうが安心できます。
生後1年までの間に、2回〜3回する必要があります。
また成猫になったら、一年に一回ワクチン接種をしておくと良いといわれています。
ワクチン接種の料金は動物病院などでも違いがありますが、
だいたい1回5000円くらい見ておけば良いと思います。

また生後半年ほどたったら、去勢や避妊手術をする必要もでてきます。
ウチの猫は完全室内飼いだから、去勢や避妊は必要ないという人もいるかもしれません。
しかし発情した猫は「ギャオー、ギャオー」と大きな声で鳴いてとてもうるさい場合があります。
近所に迷惑がかかることもありますよ。
オスの場合ならあちこちにおしっこをかけて回るスプレーという行動をすることもありますので、
子猫を望まないのであれば去勢、避妊手術はしておくべきだと思います。
こちらの手術も動物病院によって費用は違ってくるのですが、
オスなら15000円、メスなら25000円くらいが平均的ではないかと思います。

そのほか常に必要な費用は、キャットフードと猫砂ですね。
一匹あたり毎月5000円くらいあれば、猫ちゃんを養うことは可能でしょう。
安価なキャットフードを与えていれば、もう少し安くすむかもしれません。
しかしあまりに安価なフードは品質に問題があり、
尿路結石や腎臓病を促す場合もあるらしいのであまりオススメはできません。

あとはおやつを買ったり、ネコベットを買ってあげたりというようなこともあると思います。
怪我や病気になれば動物病院にかかる可能性もあるということを、覚えておいてください。
動物病院は保険が適用になりませんので、治療費がとても高額になってしまいます。
払えるか心配・・・という場合は、ペット保険(保険料目安はこちら→ペットの保険料
という制度もありますので、加入を考えておいても良いかもしれません。

縁があってせっかくあなたの元へきた猫ちゃんなのですから、
最後までしっかり面倒を見てあげてくださいね。

ペットフード

どんなフードがあるの?

元々肉食の動物

昔の猫はご飯に味噌汁をかけただけのいわゆる「ねこまんま」を与えられていたといいます。
猫は元々肉食の動物です。
これでは栄養が足りなくて、健康を害してしまう猫ちゃんも多かったことでしょう。
しかし昔の猫はネズミなどを捕獲していたので、
そこで動物性たんぱく質を補っていたとも考えられています。
昔の猫ちゃんってワイルドだったんですね。

キャットフード

ペットフード
近年は猫には市販のキャットフードを与えている家庭が多いのではないかと思います。
キャットフードは総合栄養食といわれ、あとは新鮮な水を用意してあげれば良いというものです。
キャットフードを与えておけば栄養面での心配はありませんし、
飼い主さんも買ってきたのをあげれば良いのでラクですよね。

キャットフードの種類

キャットフードはドライ・ソフトドライ・セミモイスト・ウェット缶詰・ウェットその他に分けられます。
ドライといわれるものは製品の水分が10%以下のフードです。
水分含有量が13%以上だとカビがが生える可能性があるため、12%以下にしなければなりません。
ほとんどのドライフードが水分含有量10%以下なのは、安全性に配慮しているからだそうです。
カリカリと呼ばれるドライフードは栄養のバランスが一番取れているといわれています。
水分が少ないので、常温保存ができるのもメリットです。
堅さがあるので、猫が噛むことで歯石予防にもなるといわれています。

ドライフード

ただドライフードを与えるときは、たっぷりな水を用意してあげる必要があります。
これはドライフードだけでは、尿路結石になりやすいためです。
ソフトドライとセミモイストフードは、水分が25%から35%となっています。
触るとしっとりした感じがあると思います。
このしっとりさを保つために、湿潤調整剤というものを使用しているそうです。
ドライフードを乾燥させていないものといえばわかりやすいかもしれません。
フードというより、おやつといわれるものに多いようです。

ウェット缶詰

ウェット缶詰は、水分が75%程度です。
品質保持のために殺菌工程を経て、缶詰にされます。
その他ウエットはほぼ同じ工程で、缶詰ではなくアルミトレーやパウチにされているものです。
ウェット製品はたんぱく質、脂肪、水分などが多く含まれています。
ビーフ味やまぐろ味など、味のバリエーションも多くて人間でも美味しそうと思うような
高級感がありますよね。
ウェット製品はやわらかいものが多いですから、
これだけでは猫のあごが弱ってしまうということもあるようです。
以上を踏まえると、カリカリとウェットを併用して与えると良いかもしれませんね。

まとめ

猫はとてもグルメで飽きっぽい動物です。
いつも同じものを与えてると、急に食べなくなることがあります。
具合が悪いのかな?と心配してしまいますが、飽きてしまい食べないのかもしれません。
その場合は違う味のフードを与えてみてください。
与える適正量はフードのラベルにだいたい表示されていますので、確認してあげてくださいね。

おもちゃで遊ぶ猫

あったら便利なもの

猫ちゃんに必要な用品

「どうしてもなくてはいけない」というものではありませんが、
「あったら便利」というものもあります。
猫ちゃんに必要な用品を用意するのは、費用も結構かかってしまいます。
ですから一度に用意するのではなく、必要に応じて徐々に揃えて行くと良いのではないでしょうか。

ブラシ

猫は毛が抜けます。
抜け毛を防ぐにはブラッシングをして、無駄な毛をあらかじめ取ってあげましょう。
またホコリなどが付いてしまったときも、ブラッシングをすれば取り除くことができます。
毛が長い種類の猫ちゃんは、放っておくと毛がからまってしまうこともあります。
ブラッシングをしてきれいな状態を保ってあげたいですね。

シャンプー

シャンプーは飼い主さんによってする人としない人がいます。
完全室内飼いにしていれば、そんなに体が汚れることはありません。
猫の唾液は洗浄作用があますから、猫が体を自分でなめてグルーミングすることで、
ある程度の汚れは取れているのです。
また猫は水が苦手ですので、お風呂やシャワーを嫌がる子も多くいます。
嫌がる猫ちゃんを無理やりシャンプーする必要はありません。
シャンプーは用途に応じて用意してください。

おもちゃ

猫はあそぶのが大好きです。
代表的なものは、猫じゃらしですね。
「ねこじゃらし産業」の猫じゃらしは猫が口に入れても体に影響がない素材を使用していますので、
安心して使えます。
おもちゃで遊ぶ猫
動くものを見ると猫の狩猟本能が出てしまい、反応してしまうのです。
特に子猫はあそびたがる傾向があります。
ペットショップやホームセンターに行くと猫じゃらしをはじめ、
様々なおもちゃが売っているので何個かは買ってあげると良いでしょう。
一緒に遊べば猫とのスキンシップもできますし、仲良しになれると思いますよ。
また猫が上り下りできる猫タワーなどもありますので、
費用とおき場所があれば用意してあげるのも良いでしょう。

キャリーバック

猫と一緒にお出かけしない人は必要ないと思うかもしれませんが、
動物病院などへつれて行くときに必要になります。
抱っこしたまま外に出るなどは、急に猫が逃げ出す可能性もあるので危険なのでやめましょう。
もしものときのために、キャリーバックの中にペットシーツを引いておくと良いですよ。

首輪

鈴の付いた首輪をつけていると、鈴の音色で猫がどこにいるのかすぐにわかるというメリットがあります。
またカワイイものをつけてあげると、飼い主さんも楽しいですよね。
今はオシャレなものがたくさん売っているので、猫ちゃんに似合うものを選んであげてください。
しかし首輪をいやがる猫ちゃんもいますので、その場合は無理につけない方が良いと思います。

コロコロ(粘着ローラー)

これは飼い主さん用に用意しておくと良いでしょう。
猫はたくさん毛が抜けます。
部屋のじゅうたんや飼い主さんの洋服に、猫の毛が付いてしまうのは避けられません。
毛が付いたままでは、外出できませんよね。
そのような抜け毛を取り除くのに、コロコロは重宝するのです。

用意しておきたいもの

猫がやってくる日までに揃えておくもの

猫を飼う上で、必ずなくてはならないものがあります。
猫ちゃんがやってくる当日までには、揃えておくべきでしょう。
猫を拾ってきたときなど急な場合でも、その日のうちには揃えておきたいですね。

トイレ・猫砂

猫は一度そこでおしっこをしてしまうと、次もそこでしようとする傾向があります。
そこに自分のにおいがついてしまうからです。
ですからトイレと猫砂は必ずあらかじめ用意しておいた方が良いでしょう。
トイレにはフードなしのもの、フードつきのものなどがあります。
フードがついていると、猫砂が周囲に飛び散らなく汚れないという利点があります。
猫砂には鉱物や木、紙などの素材のものがあります。
臭わないタイプや、燃えるごみに出せるタイプ、
トイレに流せるタイプなどさまざまな種類がありますので、
飼い主さんの好みで選んでみてください。
何種類か使ってみて、一番都合の良いものを決めるのも良いかもしれません。
ちなみにホームセンターなどでよくセールをしているのは、鉱物でできたタイプが多いです。
トイレを掃除するときは、メッシュになったスコップを使用してくださいね。
これはトイレに付属している場合もありますし、なければ100円ショップなどでも売っています。

フードとフードボウル

フードは子猫なら子猫用、生後一年以上の成猫なら成猫用を与えてあげましょう。
もし7歳以上であれば、シニア用のフードもあります。
離乳期頃の猫であれば、子猫用のドライフードを猫用ミルクや水で
やわらかくして与えるという方法もあります。
しかし今は便利な時代で、猫用の離乳食やミルクなども市販されています。
それを利用するのが一番良いと思います。
フードボウルは猫の顔が入るくらいのものが良いですね。
プラスチック製や陶器製などいろいろありますが、
陶器の方が重量があるので猫がひっくり返しにくいかもしれません。
フードと水用の二つを用意する必要があります。
飲み水は大切ですので、いつでも新鮮な水を必ず用意してあげてください。
子猫が成長してきたら、フードボウルも大きくしてあげた方が良いでしょう。

爪とぎ

猫は爪をとぐという習性があります。
放っておくと、家中の家具や柱、窓枠、ソファなどいたるところで爪をといでしまいます。
気がつくと家の中が傷だらけになってしまった・・・なんてこともありえるのです。
爪とぎを用意しておけば、そこで爪をとぐものなのだと猫は学習します。
爪とぎで爪をとぐという習慣がつけば、家具などへの被害は少なくなるといえるでしょう。
また爪とぎが出来ない環境は、猫にストレスがたまってしまいます。
ストレスは猫の健康にも悪いですし、人間をかじったり、
粗相をしたりという問題行動の原因ともなります。
爪とぎって猫にとっては、重要なものなのです。
爪とぎはダンボール製などのものがあり、
ペットショップのほかホームセンターなどでも買うことができます。
使い続けるとボロボロになってしまうので、いつでもキレイなものを用意してあげてくださいね。