生後半年くらいで生え変わりが進んでいく

猫も人間と同じように歯の生え変わりが起こります。
と言っても、人間のようにゆっくりと歯が生え始めて、数年をかけて生え変わりが起こるわけではありません。
しっかりと口の中を見ていないと、生え変わりが起こっているのを知らずに過ごしてしまうこともあるでしょう。

猫の乳歯は生後1か月半から2か月くらいですっかりと生えてきます。
そして、永久歯が生えて始めてくるのは生後3か月くらいということで、乳歯はわずか一か月程度のためだけに存在しているのです。
その後、順次乳歯と永久歯の交代が進んでいって、5か月から7か月くらいの間にすっかりと永久歯に生え変わります。

この間はかなりのスピードで進んでいきますし、一見すると乳歯と永久歯の違いが分からないため、生え変わりが起こっていることに気づきにくいのです。
しかし、注意して子ねこの様子を見ていると、その生え変わりの進み具合が分かるものですので、愛猫の変化をきちんと観察するようにしましょう。

生え変わりが進んでいく間に見られる症状とは?

歯の生え変わりが進んでいく間、子猫は普通とは違う行動を取ることが多いので、その様子を観察してみましょう。
まず、新しい歯が生えてくるとかゆさや違和感がありますので、それを取るために物を咬むことが多くなります。
棒やカーペットの端、缶など、とにかく咬めるものを咬んで、その物を歯にこすりつけるようにガリガリとするようになるでしょう。

また、人間の手や腕にも咬みついてくることが多くなります。
といっても、攻撃するような強い咬み方ではなく、甘噛み程度の力ですが、やはりかゆさを取るためかずっと咬み続けている傾向があるものです。

これらは子猫が感じているかゆみを取り除くためのものですので、無理に止めさせる必要はありません。
しかし、ずっと硬いものを咬んでいると歯茎が傷ついたり歯がグラグラになってきたりして出血してくることがあります。
また、この時の習慣が残ってしまって人間への咬み癖がついてしまうこともあります。

こうしたことを避けるためにも、人間への甘噛みをしてきたのであれば、それは止めさせましょう。
他の物であれば多少は構いませんが、あまり長時間続けないように途中で物を取り上げるようにしてください。

乳歯が抜け落ちる時のトラブル

乳歯がぽろっと根元から普通に抜けてくれれば問題ないのですが、たまに物を噛んでいる時に、乳歯がぽきっと折れてしまい根元が残っていることがあります。
これは自然と時間が経てば根元から抜けてくれますので問題ありません。

また、乳歯が抜けた様子なのに、それが見当たらずどうやら子猫が飲み込んでしまったということもあります。
これも特に大きな問題となることはなく、たいていは便と一緒に排出されますので問題ありません。